アリランラーメンを除くと、最近どうにも社説みたいな話ばっかりでゴメンよ。
今まで大した経験も積まずに無駄に歳ばかり取ってしまったからねえ。
でも、子供に話すみたいに下らない思い出のホラ話ならたくさんあるんだ。
1992年、旧ソ連崩壊の翌年に行ったロシアの公衆トイレは、トイレの入り口を一歩入ったらどこでもウンコしていい地獄のローカルルール、個室だけじゃなくて普通の手を洗うところから小便器の中までびっしりウンコがしてあった話とか、そしてそのウンコどもがどれも超弩級にデカイとかさ、これホントの話だからね。
丸木舟にバイクのエンジンをそのまま乗せた小さな船でアマゾン川の上流を遡った話とか、
オーストラリアのラリーのメカニックで行って、生卵を殻ごと食べようとして具合悪くなって全部戻しちゃった話とか、いやああれだね、卵を殻ごと食べるのは俺は絶対無理だわ。
ヘビを尊敬しちゃうね。
マチュピチュでお金がなくなって地元の子供たちと日本人観光客相手にお土産売ったこともあったな。そんでお礼にってジャイアントコーンの茹でたのもらって子供たちと一緒に食べたんだ。
ともかく初めに買った切符の日まではその街から移動が出来ない。
宿代はもうリマでお金払ってるから心配ないんだけど、生まれて初めての海外だから所持金を全部トラベラーズチェックに替えて行ったのが間違いで、こんな山奥ではT/Cも米ドルも当時はタダの紙切れ、
もちろん電車も乗れないし、すごく険しい山の中で、道らしい道は線路しかないから、暗くて狭いトンネルの中を歩いてたら反対側から汽車が来てさ、もう必死で出口に向かったよ。
こうやって見ると整然としてて小ぎれいだけど
もうゴチャゴチャで荒っぽい感じだったんだ。
そしたらそれから10年くらいして、仲のいい友達がパートナーと南米自転車旅行の最中にやっぱり同じトンネルのルートで荷物満載のマウンテンバイクを押してたら同じ目に遭ったって言ってたっけ。
こっちの方が断然僕のイメージに近いアグエスカリエンテスの駅。
ともかく汽車や車両ギリギリに人やお店が並んでる
毎日雨が降って僕の足は泥んこまみれだった。
僕はそこのアグエスカリエンテス(熱い水)って名前の温泉の駅が大好きで、今でもよく夢を見る。
まるで西部劇に出て来るような線路の回りだけに街がある駅なんだ。
牛のハツを串に刺して焼いた「アンティークーチョデ・コラソン」っていうハツの串焼きが本当においしそうでさ。
この時一番困ったのが言葉。ここはみんなスペイン語かケチュア語で、それまでスペイン語なんてグラシャス!とベサメムーチョくらいしか知らなかった。
でも1か月もいて他に話す言葉がないと、なんとなくわかって話せるようになるもんだってこともわかった。
この翌年メキシコのバハにバイクで行く事になるんだけど、ペルーでいい加減に覚えたスペイン語はけっこう役に立った。
ここの街の温泉には夜行って、真っ暗なのに子供らもみんな海パンはいて入ってるから
お風呂は全裸が正しくて気持ちいいんだ!って力説してパンツ脱いで頭の上でくるくる回してたら、
はじめは引いてた地元の子供たちがみんなパンツ脱ぎ始めて、あの後どうなったのかな?
では良い日曜を!
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