ハロー!
毎日ネットには一見役に立ちそうないいことがたくさん書いてある。
曰く「子供は褒めて育てろゲームソフトはお前より子供を褒めている」
曰く「表現出来ないならそれが自分の限界だ」
曰く「辛くなるのはみんな同じ、もうダメだと思うかどうかは自分次第」
曰く「無理な仕事をがんばるのがプロじゃなくて無理と言えるのがプロ」
でもこんなの何回読んでも何にも残らない。
僕に限って言えばディスプレイやスマホ越しに奇跡がやって来たことは1回しかない。
多分インターネットって97〜98年くらいからやってるけど
毎日何時間も見てるけど
人生が変わるような奇跡が来たのは1回だけ。
BAJA2000の時に友達の青ちゃんがネット中にメンツに誘ってくれた時。服部さんと青ちゃんのドリームチームへの参加が決まった人生の決定的瞬間はインターネットの彼方からやってきた。
他はまあ、悪いこともいいこともあったけど、
やっぱり現実の世界で雪まみれになったり、砂まみれになったり、
何日も砂漠を走ってリゾートホテルのプールに飛び込んだり、
ひとりぼっちで大きな砂丘のど真ん中に車を埋めちゃって、必死に砂を掻いて脱出したり、砂漠の中でバイクのギアが割れてみんなでがっかりしたり、
誰かが亡くなったり生まれたり、本当に心を揺さぶられるような出来事って
現実の世界なんだ。
ネットで情報を共有したからって現実は何も変わらないし、
「いいね」を押しても世界がよくなることはない。
大地震が起きても発電所が壊れても、家の周り500mは基本的にいつもと何も変わらない。
そのなかで暮らしてるだけじゃ限界があるんだ。
たとえば、面倒くさくても選挙に行って投票しないと何も変わらない。
みんなが願うだけでいい世界がくるなら戦争なんてとっくになくなってるさ。
でも願わずにいられない、祈らずにいられないこともたくさんある。
ネットでいろんな事を知ったら、現実世界にフィードバックするようにしよう!
フィードバックったってただ受け売り情報をみんなに喋るってことじゃないよ。
というわけで今年もあちこち行って自分の目で見て来るぜ!
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