Monday, June 16, 2014

鉄砲の街から来た男

ちょっと松田優作の探偵物語を意識してタイトル付けてみた。
堺は鉄砲を作っていた街。


金曜日の晩、東京駅に行くと
この男がいた。

サンダー杉山
たくさんのスペアプラグホルダーと一緒にやって来たんだぜ。
まずは腹ごしらえに
キッチン南海に向かう。
夜風が気持ち良くて、東京から歩いて行ったら時間がぎりぎりになっちゃった。
いや、正確にはギリギリアウトなところで
素晴らしいディナーを頂くことができました。




いつも上から撮ってるからわかりにくいけど、
この山の高さ、おわかりいただけるだろうか?

閉店後のお店の前で名刺交換!



中條さん、今夜もごちそうさまでした!
お腹と心が温かく満たされた我々は熱く語り合うべく場所を移動し、
サンダーが持って来たアメリカのカルチャーを写したDVDを観ながら
3時まで熱く語り合ったのである。

これが彼が作っているスペアプラグホルダー
レンチ付きでロゴタイプとリブタイプがある。
詳しくは彼のブログを見てもらうとして、

「WEBCOのリプロ」みたいな言い方をしているスポーツスターの人がいたけど
全然違うから。
この稲妻マークは伊達じゃない。
イメージソースはそうかも知れないけど、
元の型パクってサクッと作ってるんじゃないぜ。

つーか稲妻やリブの意匠を見せるために、わざわざコストも手間もかかる型の2分割をしてるんだ。
なんでこうやってローレットが外側まで出てるか。お前のスポーツスターのプラグの長いリーチを良く見てから言えと。全部沈めたら頭の電極どうしが当たっちゃうんだよ。
このレンチの中はいざ交換しようとした時に電極が濡れたり錆びてたりしないように
完全密閉できるようなスペースが取られてるんだ。
それを全部埋められるくらいアルミでやったら真ん中の面積が広すぎて背も高くなってカッコ悪いんだよ!

ま、僕がこんなに熱くなることじゃないですね。



このローレットの部分のバリエーションで
BもDにも、リーチの違うプラグにも対応出来る。

一本ずつ自社生産のレンチ

プラグレンチは削り出しの部材に自社でプレスかけて6角にして取っ手にもフライスかけてからピカピカ過ぎないメッキに出してる。


90°回したら完全固定出来るズースファスナーを気持ちよく使うためにネジを回す固さにこだわって
レンチの厚みも1/100ミリ単位で追求してる。
ちなみにこのファスナー、このためだけにアメリカから取り寄せてるんだ。


つまみはナメないようにか、猛烈な硬さの鉄板になってる。
超硬ドリルの刃を折るくらいだと言う。
以下彼のブログから引用


この計画を成功させるポイントは、
プロの設備や手法を如何にしてDIYレベルに落とし込むか。
要は簡略化で、量産体制や難解な物を作るんじゃなければそれは可能。
形やデザインも大事やけど、先ずは設備の構築です。
いくらアイデアや図面があっても机上の空論。
設備と手法が無ければ物は作れませんから。


みんなアイデアや意見は持ってるけど、それを実際に作れる人は少ない。
まして量産するために初めから設備や手法まで考えてDIYをしている人はいないと思う。


ビンテージパーツももちろんいいけど、現代の技術とアイデアで作られたスペアプラグホルダー。
オールドスクールなスタイルはそのまま踏襲して、鋳物も鉄も自然に味が出て愛せるようになってる。
機会があったら実際に手に取ってみて下さい。





翌日は冷水ぶっかけられる映像撮ってもらったり。


頂いたステッカーをバイクに貼ったりしてから
小岩に行きました。
小岩と言えばジョニーと大竹。
ここでステキな宴会に参加したんですが、僕は携帯のバッテリー切れで写真が一枚もありません。

まあいい。
本当に大切なことは写真に写らないんだぜ!






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