今回のタンクはこれ。
絞り込みや超ナローな感じはあまり考えずに、
タンクの高さを抑えてトンネルも出来る限り深く低重心。
容量もある程度ある機能を重視したんだ。
下の折り目は?やっぱちょっと絞りたくなっちゃうんだよねえ。
FRPタンクとかも下から30ミリくらいのところで絞ってあるんだって。
ツッチー先輩が持ってるFRPタンクを写真撮ってディテール送ってもらったり
アレックス先輩に名古屋でカッコいいバイクの写真撮ってもらったり
これもカッコいいよねえ
スポーツタンクのナロー用ってのを去年買って持ってたのを半分に切って間に
鉄板を挟んで広げたんだ。
スポーツスター用だから肩のところがとんがってる。
そこをハンマーで根気よくコツコツ叩いて凹ませた。
かどのところが銅の鍋底みたいになってるくらい
叩いて叩いて叩きまくって
でも強くじゃなくて少しずつ整形しながら
でもさ、シルエットは柔らかくしたいけど側面のスポーツスターらしさは残したい。
この側面のところね
よく見るとみんな少しずつ違う。
共通点はトンネルが深くて、タンク前のラインがストンとまっすぐめに落ちてる。
多少シャープなのもある。
デカールでシャープさが強調されるよね。
Buddy Cycleの福田さんのタンク、今回かなり意識した。
水平でトンネルが深くてスポーツらしさもある。
いわゆるKRタンクはFRPのレプリカも出てるらしいんだけど
コックの位置とかメインフレームの角度とか
そのまま犬号には合わない感じもするし、
載せたら載せたでぜったい直したい部分が出来て来るはずなので作ることにした。
で、出来たのが一番上の写真のやつ。
ただ、作ったはいいけど上と下の接合に大変問題がある。
そこで今年の横浜で一緒にバイクを展示する
AKO MOTORCYCLEのアコウさんに溶接をお願いした。
宅急便の発送ギリギリまでゴシゴシやっててもうバタバタでさ、
あると思ってた段ボールは資源回収に持って行かれてて、
仕方ないので犬小屋に一年ぶら下がってタンクの素材が
きたな〜い段ボールに押し込めて宅急便の基地に持って行ったら
お兄さんが言葉を失ってた。
本当にすみません。
さて、次につづく…
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