Sunday, September 7, 2014

nuchopper sand cast small visor vol.2 小型ライトバイザーの作り方。後編

ハロー!ちょうどこの記事が更新される頃、
僕は犬号と酒々井PAに行っていることでしょう。
ステッカーも作りましたから現場で声をかけて下さいね。

現代人はチョー忙しいので先に完成画像を見せちゃおう。
ほんの数日前まで使っていたノーマルのトリプルが右。
カメラとの距離は左右でまあまあ正確に合わせてるから
ライトの大きさの違いだけで幅がここまでちがう。
でも意外に印象そのものは変わらないでしょう?
ではステー作りから
型紙を切っていろいろ検討して
これで行けると思ったら鉄を切り出す。



切って後から穴を開けると、きちんとセンターに合わなくてものすごくがっかりする場合があるので、
ある程度の形にする前に穴はあけておく。
そして二枚合わせにして手ヤスリで整形してしまう。
こんな感じ。
ヤスリは定期的に掃除すると切れ味がいいですよ
微調整をしておきます。

実際はこの辺につく。

ここは普通では見えないけど、誰かが整備したらすぐわかる部分なので
きちんと対称にしておきたい。
ステーの座りも確認する。

ここから結構テンパってて写真がない。
とりあえず点付けして、
ジャッキをかけてホイールを外して、サスを抜いてトップブリッジだけ単体で溶接して元に戻す。

で、こうなった!
すごいテンションが上がって来てる。でもどうも予想通り、
予想以上の素晴らしさがあまりないんだよ、なんかもう一つ物足りないような、
なんとも言えない感じ。


ここで仮組してワイヤーや電装、ハンドルロックとの干渉を確認しておく。
ここでなんだか釈然としない気持ちがよくわかってきた。
せっかく作ったバイザーが目立たないのが不満だったのだ。
どうせならもう少し大きくてもいいんじゃないかとか
「せっかく作ったんだから」バイザーを目立たせたいという悪い心に騙されるところだった。
さりげなく、あくまで良く見るとくっついてるくらいがバイクの部品の基本。
ましてライトのステーなんだから、ここで主張するのは余計だ。


このライトの取り付けのちょんまげみたいな青い線気になるね。

角度はトップブリッジと平行に…
ちょっと前上がりだったのでこの後直した。

面倒だけど仮付けしては何回も何回も脱着を繰り返す。
改造する時って本当に何度も脱着してる。


今度は手フライス。
ボルトの頭が沈んで上にキャップがはめられるように。

かなり根気のいる作業で円を描くようにリューターで削っていく。

途中ボール盤にエンドミルを使って削ろうと試みるが、
材料が動いて危なくて仕方ないのでまた手リューターで。
最後の円の輪郭はフライスの刃で。
ああ、旋盤もフライスも持ってないボンビーでダメな俺をバカにして笑ってくれよ。
だがこれが犬スタイルだぜ!
なんてカッコいい事は口が裂けても言えません。
ちょっとは思ってるけどね。

出来た!


気になる前周りはこんな感じ。
ちょっと立体に長体かけたみたいになってる!!


上はこれからキャップを切ってはめる。
アルミの板でこの穴にピタリと合う正円を切リ出すのはちょっと大変。

初めの写真に戻って来た!



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