Thursday, August 29, 2013

大神戸共榮圈14インチ カル鉄ホイール製作 マシニング編 ②を読んで。

http://daikoube.blogspot.jp/2013/08/14_28.html
今、河田さんは昔のカルマグをマグネシウムから鉄に置き換えて
デザインを煮詰め直してカル鉄ホイールを作ってる。

2000万円以上する機械でつきっきりで作業して
荒取りだけで10時間以上。
表面をさらに1ミリ削ってから最後は手仕上げ。
彼と、熟練のプロと、機械とが三位一体となって作ってるんだ。

彼はいつも、「今作ってる部品は未来のビンテージになる」と言っている。
僕も鋳物やったり自分のツリーを作ってもらって削ってるが、
決定的に違うのは大神戸共榮圈の部品は量産を主眼において作っているということ。




このホイール、径が14インチしかないんだ。
吊るしのハーレーにくっ付けても小さくてどうにもならないくらいの小径。
ところがこれが
この車両に付いたらどうだろう?
このホイールが使えるようなバイクはそう多くはない。
むしろ少数派だろう。
部品は売ってもまるで儲からないよ。

右から左に動かせば儲かるかもしれないけど、
自分で作って売ってたら
本当に儲からない。
Inuchopperのタイマーカバーも牛の鈴も、みんなに好きになってもらって
だから僕もとても張り合いがあって
必死と言う感じで一生懸命作ってて
買ってもらえて
でも、これではとても生計を立てて行くことはできない。
でも自分のバイクのために新しい部品を作りたい。
みなさんが良く知ってる通り
とても未熟な技術と要領の悪いやり方で作っていくんだ。

そしていつか僕が死んでバイクが残った時、
部品が外されて誰かの手に渡った時に下手クソでも恥ずかしくないものを作りたいって
いつも思ってるんだ。


儲かりもしない。
作るのも本当に大変。

じゃあ何のために?
ここで彼が答えてくれている。


自分のわくわくドキドキの自己満足の為に

誇りの為にやっていくしかないんですよね。

以下は彼のブログからの抜粋です。








皆さんに知ってもらいたいのは2000万級の機械を使い

これだけ大変な時間が掛かる作業をしてるという事。

皆さんにお渡ししてる単価ではとても人件費は出ないという事なのです。



よく儲かってるとか言われるけど

そういう人はどれだけ浅はかなコトを言ってるか気付いて欲しいんですよね。



雑誌等含めて

正当な価値観の無いこの国じゃ物創りは衰退の一途を辿るのを危惧している。





昔のもの高値で買ってただ付けて 「リアル」 とか書いてる雑誌って終わってる。。


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