さてさて、工場長が勤めている会社に、と言うか全面的に工場長にお願いして
マシニングで作ってもらった犬プルツリーの続報です。
削る前はこんな感じからスタートしたけど
サンダーとリューターでガシガシとだいたいの形に削ってから仕事に行って、
夜帰って来てから
夜中まで手ヤスリでシコシコと平行や面をならしていく。
左のオリジナルや、下の大神戸共榮圈の33ナローを参考にしながら
鋳物で作った場合の丸みや抜け勾配を想定して形を作っていく。
一晩経ったらこんな雰囲気になって来た。
こんな感じにスパンっと裁ち落としてあった断面も
緩やかに丸みを持たせてこんな感じに。
フォークを締め付けるボルトの周りは残して、周りを一段低く。
手削りだけど、今度は可能な限り機械のような正確さで
丁寧に、削り過ぎないように砥石やヤスリを動かしていく。
かなり不器用な部類の僕だけど、丁寧に慎重にやればなんとかなる。
こんな輪郭からさらに鋳物の抜き型のラインを探しながら造形する。
この角度だと33ミリも狭くなってるようには見えないね。
色も銀色だし、大きく見えるなあ。
厚みと強度はできるだけ確保しながらも、見た目ヘリだけは少し薄くしておく。
裏はまだマシニングの跡が残ってる。
万力にくわえたりしてだんだん傷がついて来ちゃったなあ。
この部分は手が入らないしどうも一番大変。
目立たないけど、こういう部分を丁寧に作るかどうかで、
後の仕上がりに大きく影響する。
センターだけかまぼこに、両端はボルトの周りを残してスムーズに、仮想の上下の割型の勾配を考えて削る。
見せたくないけど、こないだの合宿での僕の仕事。
フェンダーを左右に切って間に幅20ミリの鉄板を溶接して幅を延長した。
いくら薄物の突き合わせと言ったって、これはひどい!
ボコボコどころかかなりお気の毒な仕上がりでしょう?
俺だって捨ててもう一個買いたい位だもん。
でもとりあえず溶接がはがれるような感じでもないし、予算の関係もあるから
これを大事に仕上げて行くよ。
これを見てもらってもわかるように、オラァ決して技術や能力があって
こういうことをやってる訳じゃないんだ。
もちろんアンダーブラケットだって
こういう作業の積み重ねで少しづつ出来て来る。
恥ずかしながらこういうことです。
ではまた!
No comments:
Post a Comment