さて、前回せっかくのフライス加工をずたずたにしてしまったアウタケースの下側の続きをやろう。
今回も風呂場を赤錆だらけにしてしまいました。
中にゴミがなるべく入らないようにテープで養生してから
サンダーで下側に切れ込みを入れる。
締めるところを切り取る。
ちょっといい刃を使って集中したらこんなに薄く切る事もできるよ
こっちはアクスルのナット側
割りのない方
マジックペンでこんな感じっていう希望のラインを引く。
まずは粗く落として行く。
1.6ミリのサンダーの刃がなかなか使いやすい。
こっち側も
横のリブ部は可能な限り残したい。
少し丸みを持たせてやる。
角は手ヤスリでゴシゴシと削る。
万力に固定して、しっかり立ってトランクスを履いてやるのがコツ。
ブリーフだとどうもリズムが取れない。
この辺、男ならみんなわかってくれるかな?
サンダーとヤスリを使い分けながら、
真っ平らな面がなくなるように丁寧に、
自分が鋳造するなら最低限の材料で最大の強度を持たせるにはどうしようか
考えながら削って行く。
ただ鋳肌をつけたらそれですべて鋳造っぽくなるんじゃないよ。
鋳物には抜け勾配や強度を出すためのリブであの曲面が形成されてる。
だから適当に丸くして表面を凸凹にしても鋳物のフェイクにしか見えないのが難しい。
ま、鋳物のフェイクを作ってるんですがね。
こっちもよく考えながら
溶接で盛ったりしないでいいように。
せっかく無垢から一発で作ってるんだから
出来る事なら溶接なしで行きたいじゃん。
こちらは普段見えない内側。
やらなくてもいいっちゃいいんだけど
やっぱり自分に嘘はつけない、なんて真面目なことはまるでなくて
せっかくならやっておきたいじゃん。
誰かが分解した時に喜ぶかもしれないでしょ?
フォークの下側のバックプレートの逃げを削る事を見越して
底板を10ミリ追加してもらったんだ。
だから安心してザクザク削れる。
こっちが外側。
アクスル面とのつなぎ目から少しでも強度が出るように
かなり大きな円柱を溶接していたのはこのため。
ここから削って削って
こんな感じ
ステーキ屋で出て来るような紙のエプロンの大きいのを作って
それをつけて削る。
この切り粉がともかく痛い。
保護メガネかけてても目に入るし、
汗をかいた顔や腕や手のひらに張り付いて刺さる。
痛みを無視して黙って削る。
縦横に削って行くとだんだん鋳物らしい感じになって来たと思わないか?
細かいヤスリの目を消したらこれで完成
反対側はもう少しだけリブを減らして下側を丸くしようか。
ではみなさん良い日曜日を!
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