気候が良かったしタンクのマウントがうまく行ったことに気を良くして
リアフェンダーもやることにした。
ベースはこれ。
フロント用ブラケット付きタイプ
気になるお値段は$70ちょっと
しかしデカイ
タイヤからかなり離して装着するようになってるからアールも
相当におおきいし、横の板もともかくでかい。
前に回ってさっきの右側面を眺めながら作戦を立てる。
つーかこのフェンダーを選んでる時から
どんな段取りで形を作るかは
頭の中でもう20回くらいやってる。
バイク作るのはよくわからないけど、
普段の僕の仕事では「現場でいちいち悩まない」ってのは
プロの条件の一つだと思ってる。
ぼくはアマチュアだからバイク作りでは、
たくさん悩むし考え込んで
手が止まるけど、でも限られた作業時間をムダにしないためにも
段取りと作業の進め方はかなり綿密に何度も考える。
頭の中でイメージのフェンダーにイメージの切れ込みを入れて
イメージの溶接機で溶接する。
完成品(イメージ)をためつすがめつしながら
イメージの車体に取り付けて…
こう言うことを何度もやってると
かなり材料や電気代の節約になります。
夜寝る前に寝袋の中でも作業出来るしね。
あ、僕は毎晩寝袋で寝てるんだ。
朝に布団を畳まなくていいし、
木の床でも畳でもマットも特にいらないじゃん。
冬は寒いからサーマレストを敷くけどさ。
さて、寝床でイメージした通り
サイドの板をいきなりジグソーでカット!
ここには後でまた別の板を貼る予定だから、
のりしろ分を残して
リブの数ミリ下で切った。
ちょっと差し込んでみる。
泣きたくなるくらいまるで合ってない。
でもこの目的は合わせることじゃなくて
カットする長さを決めることなのだ。
とりあえず長めに出しておいて、
下からこれだけ飛び出してるところを
カット!!
とりあえずこの長さで行こう。
上から見るとどのくらいアールを付けなければいけないかイメージ出来るかな。
上においてあるFXのフロントみたいな形状のフェンダーのアールより
ちょっとだけキツくしたかったんで、
とりあえず計算式はわからないけど、
求めるアールに必要な円弧の長さを今の円弧から引いて、
それを金ノコの切れ目の幅で割ると
だいたい必要な切れ目の数がわかるはず。
まあ良き所で切る。
ちょっと深く切り過ぎたか…
で、溶接
100V半自動の電気を一番弱くしてこんな感じで点付け
後日続きを溶接しないと。
今日はまず当ててみる。
おお!!
これが
きちんとタイヤに沿って収まってる!!!
この方法でアールを小さくすることを考えついたヤツは偉いね
そして一発でぴったりのアールにした俺はもっとエライ!!
なんて自画自賛してるけど、
これも妄想の試作のおかげとも言える。
いい道具を持ってて作業場があって
好きな時に好きなだけ機械が使えるなら、
こんな想像プレイでフェンダーやフレームを作らなくてもいいんだけど、
犬小屋は作業が出来る時間と道具にかなり制約があるし、
作業途中でもかならず最後はローリングシャシーの状態にして
家の中に入れなくちゃいけない関係で
執拗な作業シミュレーションは不可欠なのである。
深さを見てる。
高さもここでだいたいわかる。
フェンダーの先端はオイルタンクの下端からちょい見えるくらい。
幅は、う〜〜〜ん…
見た目はいいんだけど、タイヤとの距離で安全を見るならもう少しだけ広くしてもいいな
片側3ミリで6ミリくらいでも違う。
ちょっといつものシート乗っけてみる。
すこし下がって眺めると…
しかし汚い庭だね。
これではじきにゴミ屋敷になってしまう。
もう少しだけ短いタンデムシートをつけるには
このくらいがちょうどいいかな?
ソロシートでいくならもう少し短くしないとダメか。
タンデムシート好きなんだよなあ。
すこし考えよう。
こっちのフェンダーにしてよかったこと
その1
サイドのかぶりが深くなった
リブの下まででも1.5センチフ深い6センチになった。
その2
角アールがやわらかくなった。
これは一番気になってたところなんだ。
ほら、側面と上面の面の切れ変わりがすごくやわらかくなったのわかるかな?
アップにするから
少し離れて目を細めてみて!
ほら、違いのわからない君にもよくわかったかな?
これ撮っててストラットが垂れてるのに気が付いた
スイングアームとの関係でストラットの角度を調節した。
ちょっとだけフェンダーが高くなっちゃったか…
これほんの少しだけどすごく違うんだ。
ちょっと望遠で見てみよう
説明を追加 |
うん、リアフェンダーはかなりイメージに近い!
短いスイングアームに合ってる。
でも、実は反対にハンドル切ってるだけですごく間延びして見える。
アングル限定でかっこ良く見えるんじゃまだまだダメだねえ。
そのためにこれからまだまだエンジンのフィンを削ったり、
ショックの角度直したり、
首を立てなくちゃいけないんだ。
しかし、こんな汚い手で一眼レフ使ってたら
早晩カメラが壊れるだろうな。
カメラは高い…
手はよく洗おう!
室内でもう少し眺める。
高さをもう少し調整してみた。
あとでサスのスプリングを外してフルボトムさせてストロークチェックしたら
数値で残しておかないと。
と言う訳で絵画的処理をしたら
39フォークも出来かけの感じも気にならないでしょう?
ではみなさんもぜひ、金もかからず元手も要らない妄想カスタムを楽しんで下さい。
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