これはもちろん仮の姿で、完成はこれでいくつもりはない。
じゃあどんなフロントにするのか?
僕は多いに悩んでいた。
タイトなシルエットでエボスポのエンジンとも違和感がなく、
フロントブレーキはあり、細身のサスペンションにナローなトリプルツリー。
まず、ナロートリプルにブレーキ付きとなると、ディスクブレーキは少々大変だ。
そこで、ドラムとハブは大神戸のアイアンスポーツにも使われているCB450のを使うことにした。これは40穴。
リムは、CBは18インチなんだけど、ここはやっぱり19インチ、それも幅は細めの
1.60の鉄リム。
この写真はまだ3.50がついてる
タイヤはエイボン縦溝の3.25の19
スポークは特注。
これだけ細身のウィール周りにしたんだから、それに合わせて
フォーク幅もタイトな方がカッコいい。
さっきも言ったけど、ナロートリプルを付けるにあたって、
ディスクブレーキとはさよならだ。
そしてアルミのアウターも太すぎてタイヤがフォークの間に入り切らない。
当初僕は純正33.4mmのフォークに強く惹かれていた。
ボトムケースだって細いのはかっこいい。
でも、通常の使用で、ダンパーの性能がある程度期待出来るのは35mm以降。
手持ちのフォークはカヤバの35mm
33.4mmもいいけどフォーク丸ごとだと値段も結構高いし、程度はまちまち。
結局僕が選んだのは、今持ってる35mmのフォークを改造する方法。
純正のアルミのアウターケースではなく、新しく鉄のアウターを材料から作ることにした。
「作ることにした」なんて簡単に言ちゃったけど、
もうこれは僕の力ではどうにもならない。
ちょっと旋盤でカラーができる、くらいではサスペンションは作れない。
そこで今回強力なプロフェッショナルが味方についてくれたのだけど
この話はまた今度話します。
ともかく、プロが鉄の塊からボトムケースを作ってくれている最中なんだ。
当初、トリプルツリーは大神戸共榮圈製の33.4用を改造してもらって、
そこに35mmのフォークをなんとか入れることを考えていた。
フォーク内側の数値はフォークが1.6ミリ太くなる分、
94mmより狭くなり、92.4mmになる計算。
この間にトリプルの内側に35mmのフロントサスとタイヤとブレーキ付きのハブを納めるのは難しい。
いっそ前のブレーキをやめてしまえばこの問題は全てクリアになるんだけど、
どうも僕はフロントブレーキが大好きなので、ここでブレーキごとさよならすることはできない。
何度も考え、検討を繰り返したが、今回は33.4用のトリプルを35ミリ用に拡大して使うことは断念した。
しかし、このインナーチューブ間の94ミリと言うのは
見た目と機能の両方をすごく考えて、計算しつくされた数字なんだ。
実物大の図に描いたり、現物のフォークのに板を挟んで固定して眺めるとそれはよくわかる。
なぜ彼がフォークの芯で測った数字を基準にしないのか?
それはフォークの間に納められるリムとタイヤ、ボトムケースのことを考えているから。
芯を基準にする考えは具体的じゃないからだと思う。
無理したらもう少しくらいは狭くすることもできたろうけど
33.4mmのフォークに、3.00のタイヤを入れて、ちょうどいい見た目はやっぱり94mm。
僕は33.4mmに対して間隔94mmを参考にして見た目と比率を考えて、
33.4:94=35:x x=98.5
35フォークの内側を98.5ミリを目標の数値とした。
昔に算数でやった、内項外項の積だ。
というわけで完成したらまた報告するけど、
バイクの方もみなさんの強力なサポートのもと、粛々と進めております。
みんな暑いけどがんばって行こうぜ!
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