Thursday, June 6, 2013

さらば、アングルフレーム

前回思い切り良くメインフレームを切った僕だけど、
あの部分には思い入れも苦労もたくさん詰まってたので実はけっこう躊躇してた。
こうやって切って

新しく部品作って


溶接。

この上の部分がすべてなくなって新しくなってしまうわけで。
この部分はナツと川越の工場に通った思い出とセットになっていて、

それはそれで寂しい気持ちだった。
では、どうして思い切りよく切ってしまったかと言えば


この思い出だらけのアングルを超えるフレームがあったから。

或る日

1966年生まれの、46歳の彼がやって来たんだ。
本当はあまり言いたくないけど同じ歳じゃん…



ちょっと手が震えてる、
震える手で、本当に丁寧な梱包を解くと…

こんにちは!
このとぼけた宇宙人みたいな
草食恐竜の頭骨みたいな彼は


シート下のフレーム。
遠くアメリカから福井県を経由してやって来た。
こまめ爆弾のちょこざい日記で1966XLCHをチョッパーに改造しているUDさんが
「犬号に使って!」と
送ってくれたのです。
ありがとうございます!!!
もうずっと探してたけど、この部品単体で出て来ることは絶対的にないだろう
レアなキャストの部品。
本当にありがたいことです。

早速見てみると、本人の説明通り
スタッドの上側に溶接の跡がある。

こんな感じ


ビフォー

アフター
なんということでしょう、すっかりきれいになりました。


てっぺんで目立つかもしれないので
リューターを縦横に軽く当てて
鋳物見たいな凸凹を付けます。
しかし説得力ある形してるよねえ。

こんな感じで簡易鋳物的加工。

本当は入っていたフレームのインチパイプを残して
パイプ対パイプで溶接する方が楽なのだけど、
わざわざロウ付けした部分をはがして穴を拡大したのには訳があるのです。
これでインチのシートポストがスポっと入る予定。

すでに塗料は剥離してあったので、
もともとのラグの部分だけにして
これで準備はできた。
次号、「嗚呼、追憶の3コイチフレームに明日はあるのか!?


震えて待て!!

2 comments:

  1. 形が前期型と後期型では全然違いますね。刻印が打ってある補強?の部分とか素敵です・・・
    シートもスプリングよりシートポストで取付ける方が断然カッコ良いですよね。

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  2. ラグの形も何種類かあるみたいです。
    66年までの短いスイングアームなので、ちょうど1966年のフレームが来たのもとてもタイミングよかったです。
    やっぱり刻印もカッコいいですね。
    シートは普通のシートをポストに差し込んで留めるようにしようと思っています。

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